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「顔舐め。服の上から、乳揉み。オナサポ」
防音づくりの留美の部屋。
ユウジくんの受験勉強に適しているからと勧められて決まったこの部屋は、外の音が全く入ってこなかった。

勉強をしていた、さっきまではとても静かで。
ユウジくんのノートにシャーペンが走る音と、参考書をめくる音が聞こえ。

僕とのビデオ通話にスマホを使っている留美は、雑誌やユウジくんが持ってきた他の参考書を読んでいたが、それもめくる音だけが聞こえている。

ユウジくんが問題を解きながら質問したり、留美が教えたり。

この留美の部屋では、留美とユウジくんのふたりの声だけがスマホのビデオ通話を通して、とてもクリアに僕に聞こえてきた。



通話のこちら側で課題をやっていた僕を含め、今日の3人の勉強は終わり。
ユウジくんの家の夕飯まで残り時間は10分と少し。

外の音は全く邪魔にならず、中の音も外へ一切漏れることがないこの部屋で。

ちょっとだけの、留美の特別授業、
留美とユウジくんのふたりの行為が始まった。



◆ ◆ ◆





ソファーに並んで座った留美とユウジくん。
留美の右にユウジくんが座っている。
僕の画面には、留美が頭から膝下まで映り、ユウジくんは鼻ぐらいから膝下ぐらいまで映っている。

静かな気配のまま。
ふたりとも肩を並べて座ったまま、両手は脚の上に置いて動かなかった。

画面にはユウジくんの表情は入っていないので判らない。
留美の表情は、顔を赤らめて緊張した感じでスマホの僕を見ていた。

留美の肩の動きに合わせて留美の呼吸と思われる音が聞こえてくる。

僕は。
机の上の課題も片付けないままズボンを下ろして、ノートパソコンの画面に映し出した留美とユウジくんの 映像を眺めていた。
僕のちんこはもう充血してて。
僕の荒くなっている呼吸音はふたりに聞こえているはずだった。

こちらを見たまま動かない留美に、僕が声をかけようとしたその時。
ユウジくんが、留美お姉ちゃん大丈夫? と留美に先に問いかけた。

スマホの中に映る僕を見ていた留美が
ユウジくんに顔を向けて
「ありがとう……だいじょうぶ」
そう答えた。

声をかけ損なった僕の見ている先で、
留美とユウジくんは顔を向け合って、見つめ合い。

キスを始めた。





留美の目が閉じて。
触れ合うだけのキス。
ユウジくんの唇が留美の唇に押し当てられて、キス。
ふにっと留美の唇にユウジくんの唇が重なる。

少しのあいだ、くっついて。唇が重なって。
スッと唇が離れて。
また押し当てられて重なって。

くっついて。
また離れて。

何回か触れ合わせたあと。
ふたりの唇が半開きになった。

留美は目を開けてユウジくんを見て。
フー…、フー…と、ふたりの吐息がと聞こえて。

また目を閉じた留美の唇に。
ユウジくんががばっと吸いつくようなキスをはじめた。

留美の身体がソファに押し込まれるように。
ユウジくんの顔が留美の顔に寄りついて。
「ンン……アッ……ム……ン……んっ……」
留美が甘い声を上げた。
ふたりは唇をあけて舌を絡め始めた。



「んあ……う……ん」
留美の声を塞ぐようにユウジくんの舌が留美の口の中に入り
「んんんんー……」
留美の舌はユウジくんの舌を受け止め、留美自らも絡めて。
互いの舌を舐め合うキス。

「あっ……ん……ム……ンンぅッ……」
クチに吸い付いて、舌を押し込んで。
留美の吐息と、
甘くなった声が続いた。



ユウジくんは留美の唇を舐め上げて。
留美は応えるように口を開く。
「んあ……んん……んー……んあ……」
舌を入れられながら留美は次第に強く喘いだ。

前にふたりが実家のマンションの玄関でしていた時と違い。

ユウジくんの声はさほど聞こえてこないけど。

「ああっ……ん……ンッ!……ンン……ッ!」
留美の声は前よりハッキリと大きく聞こえてきていた。



ふたりの唇が密着して。
「ウ……ん……ンンッ!……はぁ……ンッ!……」
留美が目を開けたり閉じたりしながら、
吸って、絡めて、引いて、味わって。
また吸いあって。

何度も何度も。
キスだけで。
……とても長い時間が経ったように感じた。



たっぷりと、べったりと。ふたりはキスをして。
唇が離れて。
留美がユウジくんを見つめたとき。
ユウジくんも、キスをとめて留美を見た。

ユウジくんが。
留美お姉ちゃん緊張してる……、と言った。

「……。わかっちゃうんだ……」
小さな声で答える留美に、
もちろん、と言ったユウジくんが、
留美お姉ちゃんのことはね、なンか、わかるよ。と続けた。

「そうなんだね……、……恥ずかしい……」
留美はユウジくんから目線を下げてつぶやいた。

ユウジくんは優しく、軽く触れるようなキスを留美にした。



留美は小さな声で
「……引っ越しのときから……」
赤らめた顔でユウジくんを見て話しだした。
「ずっと……ナシだったでしょ……」

留美の引っ越しが決まってから。
留美とユウジくんの行為はお預けになっていて、
ハグもキスも、何もかもが、禁止の約束だった。

ようやく、今。
新生活の環境が整った今日からは。
それが、解禁になった。

行為が再開できるのはもちろん、この留美の部屋は防音で。
誰にも邪魔されず、ふたりきりの時間でいつでもできる。
ユウジくんと留美の、密室。

僕の恋人の留美を、ユウジくんに貸し出して、
一部始終を眺める、ヤリ部屋。

「なにをどうしていいか、わかんない……」
その留美の言葉に、ユウジくんが
俺も緊張してるから、大丈夫! と寄り添った。

留美が
「そうなの……?」
ユウジくんを見た。
そうだよほら、とユウジくんが
留美に自分の股間を見るように股を指さした。

つられた留美がユウジくんの股間を見る。
ユウジくんは上下ともスウェットを着ていてその中までは見えないけど。
カメラに映る股間のスウェットはグン!と大きく盛り上がっていて、
中でユウジくんのチンコが勃起していることは、僕も留美にもハッキリ判った。

「もう……、それ、緊張って言うの?」
留美は目のやり場に困り、ユウジくんの顔を見て声を上げた。

ユウジくんは笑って、
ガチガチに緊張してるじゃん! と陽気に腰を軽く上下に振った。

勃起してるチンコで山となったスウェットが、腰の動きでゆっさゆっさと揺れだした。
異様にデカい山の隙間から見えるんじゃないかと思っていると、
「フフッ」
留美が笑った。

山からユウジくんの顔に目線を移した留美が。
すこしユウジくんを見つめていて。
「おなじかぁ……」
とつぶやいて、
「……ありがとう……。ユウジくんで良かった」
クスクスと留美が笑って。
緊張がほぐれたようだった。

上目遣いでユウジくんを見ながら留美が、
「ユウジくんが来たとき、玄関で……」
小さい声で言った。
「やばかったんだから」



その言葉を聞いたユウジくんは、
留美に食いつくようにキスをはじめた。



◆ ◆ ◆



留美とユウジくんが。
互いに舌を深く入れて絡め合い。

「ン……ア……んぷぁ……」
口を塞がれた留美が漏らす、こもった声。

ふたりの舌が離れて、息継ぎをして、またすぐにキスをして。

「ン……はぁ……ん……ンン」
自分の舌にまとわりついた相手の唾液を、味わいながら漏らす声。

見て判るほど、ベタベタに舌を絡め合うふたり。

留美とユウジくんのキスが続き。
時々、ふたりの唇が離れ。舌と舌に唾液の糸が引き。
はぁはぁと荒い息が聞こえて。
留美の目はユウジくんを見つめて。
顎をあげてまたユウジくんにキスをする。
たっぷりと。
たっぷりと深く。舌と唾液の絡み合うキスをしたあと。



ユウジくんは留美に、触っていい? と訊ねた。

ビクッと身体を震わせた留美が。
スマホに向いて。
そこに映る僕を見た。

僕と留美からの行為の依頼に対して
ユウジくんが考えた新生活でのいくつかの提案。
留美の部屋にカメラの設置、留美を先生と呼んで良いこと、
留美を被写体にした写真撮影、僕と留美の事を詳しく話すこと。
そして、
留美に特別に教えて貰う、ハグ以上の留美との触れ合い。

僕は、呼吸が一層荒くなって。
心臓がバクバクして。
自分でも、自分の身体が心臓の鼓動で揺れているのが判って。
留美の顔を見続けるのが精一杯だった。



留美は決意したようにうなづいて。
僕から目線を外し、ユウジくんのほうに顔を向け。

「今日は、触るのは……服の上から……胸だけ……ね」

今日の行為の、追加の内容が決まった。





◆ ◆ ◆



ユウジくんが、いい? と念を押した。

「……いいよ」
留美がそう言い切った途端、
ユウジくんは自分の身体をぐっと留美の身体に寄せた。
「えっ……!」
声をあげた留美。
ユウジくんは左手を留美の髪の毛を掻き分けて背中に回し、
留美の後ろ頭を撫でるように抱えて自分の身体に引き寄せた。
頭を後ろから押さえられた留美が、
「ふえっ…ッ!?」
っと言うと同時に、ユウジくんは留美の顔を引き寄せ
「ンンーー……ッッ!」
留美の声を押しつぶしながら、留美と深いキスを始めた。

留美の両手はソファに腰掛けている自分の膝の上に乗せたまま
また緊張して動かなくなっていて、
後ろから頭を押さえられ、ユウジくんに顔を寄せられるようにキスされていた。
「んーんー!……あっ!……ん!……ンンーッ! ンアッ……」
声をあげるとキスで塞がれ。
漏れる声をまたキスで塞がれ。
息継ぎをすれば舌を吸われ。
留美のクチは絶え間なくユウジくんに舐められ続けていた。

頭を押さえされていて離れることもできないままキスをされ続け。
「ンンー……んん……ふぁ……んむ……、ンッ……」
留美はとろけるような表情になってユウジくんを見つめ。
ただただキスされるがままになっていた。

その留美の。
留美の胸に。
ユウジくんの右手が触れようとしてきた。



◆ ◆ ◆



僕の留美が。
ユウジくんの隣でソファーに座り。
後ろ頭を押さえられて、顔だけユウジくんに向けさせられ。
ユウジくんのベロベロのキスを受け入れ続けていて。
呼吸は乱れ、荒くなって、
乱れた呼吸に合わせて、留美の胸が上下していた。

服を着ていても。
服の上からも判る。
十分なふくらみがある、留美の胸。
乳房。
おっぱい。



無地で質素なルームウェアの上下。
ボタンもチャックもない服、だからこそ。
胸のふくらみのボリュームが、おおきな丸みでハッキリとわかった。

僕の彼女。
僕の留美の、乳房。
付き合って、恋人になって。
僕が2回だけ、
服を脱がして。
裸にして。
生で見て。
触って。
揉んで。
舐めて。
吸って。
噛んで。
乳首をコロコロして。
ちんこの先をこすりつけて。

可愛く声をあげる留美をいじめたくなって、
揉んで、しゃぶって。
吸いついて、しゃぶって、吸って吸って、しゃぶった、留美の乳房。

留美とセックスして、
僕のちんこを留美のマンコにつっこみながら、しゃぶったおっぱい。

留美とセックス。
セックス。
セックスした、留美の胸、乳房。おっぱい……。

やわらかくて、
あたたかくて、ぷるんぷるんで、
白くて綺麗で、乳首がツンと立って、
とても甘い、いいにおいがして、しゃぶりまくった留美のおっぱい……。



吸いたい。
今吸いたい。
また吸いたい。
僕の留美のおっぱいに。

留美とセックスしたい。



ユウジくんの右手が、留美の右の胸にかぶさった。

「ンッッ!!!」
留美がキスされたまま目をパッと開いて
目の前のユウジくんを見て声をあげた。

留美の身体がビクン!っと大きく動いた。

身体がびくっとして、
でも、頭は押さえられてて。ベロベロにキスされてて。

ユウジくんの右手が。大きな右手が。
僕じゃないユウジくんの男の手が。

服の上から、留美の右の乳房を掴んだ。

「んんんーーーッ!んーッ!」
留美が声を上げ。とろとろの細い目になって、顔を真っ赤にして。
留美はユウジくんと深くキスしたまま、ユウジくんに胸を揉まれ始めた。

「んっ……んーー……あぁっ……」
甘い留美の声。

ユウジくんの手が留美の胸を鷲づかみに強引に……と思ったら
とても静かに。さするように留美の右胸を包むように触っていた。



留美とユウジくんのキスが離れ。
「はぁ……はぁ……んっはぁ……」
乱れる息のまま留美がユウジくんを見つめて言った。

「ブラ……着けてるから……」
留美がユウジくんに説明した。
ユウジくんは留美の右胸に右手の手のひらをかぶせたまま
留美の言葉を聞いて、静かに揉むように手が動いて。
こんな、感じなんだ、と言った。

「ア……ン……」
優しく揉まれて、留美が小さく喘ぎ声を出した。

ユウジくんは、部屋着のブラを着けた上からだけど。
はじめての、留美の。
僕の留美の、胸の感触を経験しはじめた。

ユウジくんの左手は留美の後ろ頭を抱えたまま。
自分の鼻先に留美の顔を引き寄せて離さずに。

まるで落ち着いた紳士のように。
「ハアッ……んんんー……っ……」
間近で喘ぐ留美の声を聞きながら。
留美の右胸を、優しく、大きく、下からたっぷり押し上げてみたり、
「んっ……フゥ……ンっ……」
留美の喘ぎを楽しみつつ。留美の目を見て、また胸を見て。
大きな手で、でも、そこからこぼれそうな留美のたっぷりな乳房を揉んでいた。

「はっ……はっ……ッ」
ユウジくんの顔を見つめたまま留美が、弱々しく
「これ以上……無理……」
留美はユウジくんに懇願した。

ユウジくんは、留美の胸を見て、留美の顔を見て。
ちょっと間があって。
興奮した感じの声になって、
女の人って服の上からでも触られると感じるの? と留美に訊いた。



留美は目を細く開けて息を整えながら目の前のユウジくんに、
「……ユウジくんだから」
と言い、真っ赤な顔でイタズラっぽく言った。
え…、とユウジくんの驚いたような声が聞こえた。

「えへ」
留美は笑顔になったあと、
右の胸をユウジくんの手に揉まれたまま。
「あのね、わたしね……」
ユウジくんを見つめ、
「わたし……」
言いにくそうに、消えそうな声で続けた。
「わたし、……感じやすい……、みたいなの……」

呼吸だけの静かな部屋に、ユウジくんのゴクリという唾を飲み込む音が聞こえた時、
僕も。
留美、感じやすいから……、と喋ってしまった。



留美とユウジくんの行為中に、僕がハッキリと割って入ってしまったのは始めてで。
留美はハッと僕を見て。
ユウジくんは次の瞬間。
ぐいっと留美の後ろ頭を押さえ、
僕のほうを向いた留美を自分の顔にぐっと向き直させてキスをはじめた。



「ンンンーーーッッ!!」
留美が唇を奪われて声を上げた。
「ンンーッ! んーーー! んー! ンンッ……」
ユウジくんは。
さっきまでとまるで違う、荒々しいキスで留美の口を吸い上げた。

「んあっ! えっ!? あ! ンンーーッッ!!」
キス、キス、ユウジくんのベロキス。
ぐいぐいとクチを吸われる留美が喘いだ。
ユウジくんは留美の言葉を気にもせず、
そのまま留美の顔を舐め始めた。
「ひゃんっ……!やっ……!! んんっ……! あん! ああぅ……ッ!!」
ユウジくんが留美の顔を舐め回した。

留美の右胸に被せていたユウジくんの右手は胸を離れ、留美のあごを押さえていて、
留美は後ろ頭と顎をユウジくんの両手でがっしり押さえられ、
ユウジくんにベロベロに顔を舐められていた。
「やっ! ん……っ! あんっ! やァッ……!! んんーーッッ!!」
クチも、鼻も、ぎゅっとつむったまぶたも、おでこも。耳までも。
ぴちゃぴちゃと音を立てて留美の顔はユウジくんの舌でベロベロに舐め回された。



やっと舐めが終わり、ユウジくんに顔をしっかり掴まれたまま留美がはぁはぁと息を荒げている。
ユウジくんは留美を自分の顔にすり寄せて、 十分に舐めて唾液を塗りまくった留美の頬と自分の頬を合わせた。
僕の留美の顔を、自分の唾液で舐め回し満足したようなユウジくん。

マーキング。



ユウジくんの呼吸が、とても荒々しく聞こえてきた。



すぐに。
ユウジくんは留美と見つめ合って。

「……え? ……アンッ!!」
留美が大きくびくっと身体を震わせた。
ユウジくんの右手が留美の右胸に戻り、優しく撫でるように揉み始めた。
ブラの上。服の上から大きな手で留美の反応を見ながら揉んでいく。
「ひゃァ! ンッッ!!」
留美は不意に揉まれて声をあげ、
同時に顔をベロベロに舐められ息は上がり。
留美の表情は火照るようにトロけていた。

「んんんーっ……んん……」
留美に優しくたっぷりと深いキスをしたユウジくんがささやいた。
俺と留美お姉ちゃんでイこう、と。

深く、濃く、唾液が混ざり合うキスと、
服の上からではありつつも、ユウジくんに胸を揉まれながら
留美とユウジくんが、ふたりで。

留美はユウジくんを見つめて、うなづき、同意した。

僕のほうは見なかった。



◆ ◆ ◆



服越しに、ブラ越しに。
ユウジくんに。
胸をたっぷりと撫でるように優しく揉まれ、
大きなオトコの手でこねるように弄られて。

右手だけで器用に、両方の胸の先を親指と中指でぐりぐりするように擦られ。
「あっ!……はぁっ……!! あっ……!!!」
留美が抑えの効かない喘ぎ声を出した。
声出てるね、とユウジくんに言われた留美。
「ふぇっ……? だってッ……ン……アッ!」

留美の部屋。防音の部屋。
どれだけ大声を出しても、ほかの誰かに聴かれる心配が全く無い、密室。
留美とユウジくんのふたりだけで、なんでも好き勝手できる自分たちの部屋。
声を我慢する必要は、一切無かった。
「だって……だって……ンッ!」
ユウジくんに胸を揉まれながら、賢明に理由を言おうとする留美。

可愛い……我慢しないで留美お姉ちゃん、と。
ユウジくんがなだめてキスをした。
「えっ……ンッ……! ンアッ……ンンンッ!」
可愛いとストレートに目の前で言われ。
休まず深くキスされ、胸を男の手で揉まれた留美。
「あっ……ひゃ……ンンーー!」
顔を真っ赤にして留美は喘いだ。

ユウジくんはキスに続いて留美の首筋を舐め始めた。
「わ……ハァッ……! あっ……! ンッ……!」
舐めながらも、ユウジくんの胸を揉む手は止まらず
ずっと服の上から捏ねるように揉んでいる。

ユウジくんの頭が動きまわり。
「ああん! んんーーっっ……! んあっ……」
声を出す留美の首、耳、頬と次々に舐めて、甘噛みしていった。



感じやすい留美が。あっという間に、
「ユウジくん……」
目の前のユウジくんの顔を見て訴えた。
「もう……ダメ……」

ユウジくんは察して、無言で。
留美のクチに思い切り吸いついた。
「ンン……!! ん!! ン……ッッ!」
キスの隙間から悶え声が漏れ続ける留美。
あっという間に。
「ンンーーッ!!! ンッッ! ン…ッッ!!!!!!」
ガクガク激しく身体を震わせて。
「んっ!! ンンーーー!! ンッ!!!」
ユウジくんに深くキスされたまま留美が。イッた。

ガクガク、ガクガクと留美が震える。
「ンッ!!! ……ンァッ……! ……ンッ!」
留美の口はユウジくんが深いキスで塞いでいる。
頭を押さえられてユウジくんの吸い付きに、ただただ唾液を吸われるまま。
留美の身体がビクンビクンと跳ね続けた。

胸はユウジくんの手で揉まれ続けながら包み込まれ。
「ンッ! ンンッ!!」
留美は両脚を摺り合わせるように悶え、震えていた。
不規則にビクンビクンと身体を痙攣させて。
「んっ……! んん……! んーーー!」

震える留美の頭をしっかり左手で押さえ、抱え。
留美とユウジくんのキスが続き。
「ハッ…! んむっ……! ハッ…… あ……う……」
留美の身体が力尽きて、脱力するまで。
ユウジくんは留美の胸を、
乳房を、乳首を。優しくこねるようにいつまでもいじっていた。

留美が目を開けて。涙目になって、ユウジくんを見て。
やっと留美が落ち着いた。



口を離したユウジくんが、イけた? と小さく訊いて。
かろうじて首をうごかし、うなづいた留美が言った。
「……恥ずかしい……」
ユウジくんが よかった? と訊くと、
「……うん……すごい……」
留美は消えそうな声で答え、
ぽふっとユウジくんの肩に頭を預けた。

ユウジくんは留美の顔を顎を持って引き寄せて。
留美にたっぷりとキスをした。



◆ ◆ ◆



イッた留美の火照った顔を眺めたりしながら、
脱力した留美が落ち着くまで、優しいキスを重ねていたユウジくんが。
もっとしていい? と、留美に尋ねた。
まだ荒い息で留美が
「もう、だめ……」
そう言うのが精一杯のようだった。

留美は首を動かして、ユウジくんの下半身を見て。
「…………」
目を見開いて、黙ってしまって。
すこしあと。
「ユウジくんは……」
恥ずかしそうに訊ねた。
「まだ……だよね?」
ユウジくんは、うん、と答えて。
留美の耳元で、
留美お姉ちゃん触ってくれる? と訊いた。

ユウジくんの履いているスウェットの、腰の部分。
股間はとてもデカいテントが張っていて。
ユウジくんのチンコが、スウェットの中で大きく勃起しているのが判った。

不自然に。山のようなテントを張っているユウジくんの下半身。
カメラから正面過ぎてよく判らないけど。
明らかに、デカい。

しばらくユウジくんのテントを見つめてしまっていた留美が、
「えっ? あ! だっ……! ダメダメ、今日はダメ!」
我に返り
「触るのは無理……まだ……ダメ……」
と拒否した。
わかった、とユウジくんは静かに答えた。



赤らめた顔で、困ったような顔で。一瞬だけスマホの僕を見た留美が
「どうしよう……」
と弱々しくつぶやくと、
ユウジくんが、自分でしちゃって、いい? と留美に訊いた。
「え? するって……え?」
即座に理解できなかった留美に、ユウジくんが オナニーしていい? とズバリ訊き直した。
「……今? ここで?」
留美は理解して、ちょっと考えて、
ユウジくんが そう、今。すぐ、していい? と確認すると。

留美は自分の中で検討したようで。
自分だけがイって、ユウジくんはイってない。
「え……いい……よ……。うん。いいよ……」
許可を言いかけたが、すぐ
「あ、待って! でも、見せないで! 見せるのダメ……見ないから!」
慌てて条件を付け加えた。

留美は一息ついて、
「……してもいいけど、わたし、触れないし、見ないから……」
つづけて
「なにもできないよ……?」
弱々しく話した。

するとユウジくんは、軽く笑いながら、
留美お姉ちゃんには見えないように
スウェットを穿いたまま中で自分でいじってオナニーする、と言い、
絶対に見えないようにやるから安心して、と説明した。
ただ、さっきまでと同じように、
射精するまで、また留美の胸を触っていたい。
留美にはずっとキスして欲しい、とお願いしてきた。

ユウジくんのオナニーのサポート。

オナサポ。

「……そうすればイ……できるの?」
留美の問いに、
もちろん、すぐイける、とユウジくんは答えた。

留美は、まだときどきビクっと小さく身体を震わせながら。
どうしても見てしまうユウジくんの股間から目線を逸らし、ユウジくんの顔を見て。

「わかった。いいよ……」
OKを出した。



◆ ◆ ◆



ユウジくんが、するよ、と言って始めようとしたとき。
「待って」
と留美が
「ドコに……出すの……?」
ユウジくんに質問した。

ユウジくんは、はいているスウェットの中に射精すると答えた。

留美は
「だめ。また汚して帰ったら、わかっちゃう」
そう言うと立ち上がり
「これ使って。……ここに……」
留美の手の届くところにあった大きめのタオルを取ってユウジくんに渡した。

「昨日洗ったばかりだから。綺麗だから」
そう言ってフラついた留美がソファに戻って腰を下ろそうとして。
ユウジくんは抱きかかえるように留美を受け止め座らせた。



ユウジくんはソファに深く座り、両脚は少し大胆に開いてて。
股間のスウェットはデカい山のようなテントを張っている。

留美はユウジくんの左側に並んで座り、ピタリと身を寄せて。
ユウジくんの左腕がぐるっと留美の後ろを回って肩を抱くように頭を押さえられていた。

留美が見ないように顔を逸らしている間に。
ユウジくんは受け取ったタオルをスウェットの中に突っ込んで、
ごそごそと準備を整えて、お待たせ、と留美に言った。



留美は、大きく深呼吸をして。
「……するね……」

そう言ってユウジくんのほうを向き。
目を閉じて、ユウジくんにキスを始めた。



留美の優しいキスがユウジくんの口と合わさる。
「ん……んむ……んん……」
今までとは違う留美の献身的なキスが
ちゅくちゅくと音を立てて続いていく。

ユウジくんは左手で留美の後ろ頭を押さえたまま。
右手をスウェットに突っ込んで、自分のモノをしごき始めた。

留美は絶対にユウジくんの下半身を見ないつもりで。
「ん……む……んあ……ンン……んっ」
上を向くように顎を出して隣のユウジくんにキスを与えた。

ユウジくんも留美を求め。留美の頭を押さえるようにして自分の顔に引き寄せる。
留美のキスはだんだんと深くなり、ベロベロの唾液を混ざりあわせるキスへと変わっていく。
さっき、すでにイった留美は身体も顔も火照っていて。
薄く目を開けてユウジくんを見つめる表情は、とても艶めかしくトロトロになっていた。

ユウジくんは、凄い勢いで自分のモノをしごいていて
目線は絶対に向けずとも、身体の揺れでそれを感じた留美がキスしながら
「そんなに、激しくして……ン……大丈夫なの?」
とユウジくんに訊いた。

ユウジくんは、平気全然平気、ヤバいイキそう、すぐイク、留美お姉ちゃん最高、と。
明らかに今までと違う言葉遣いで返事をしはじめた。
言いながらも顔を寄せてキスを求めるユウジくんに、
「ンン……ン……あむ……んん……これでいい?」
留美は顔を斜めにずらしたりして深く深く舌を絡め始めた。
留美の問いに、イイ、最高、とチュプチュプ音を立てて食らいつくようにキスを返すユウジくん。
モノをしごく右手はさらに激しくスウェットの中で動いていた。



留美が
「ン……こんなこと……」
キスをしながら
「初めてだから……」
つぶやいた。
ユウジくんは留美を見つめて、留美お姉ちゃん、留美お姉ちゃん、と返す。

ユウジくんは喜んだ様子で。
そのままずっとキスしててね、と留美にキスを促した。
「……うん……」
留美が応えると。
留美の頭を押さえていたユウジくんの左手は、留美の左胸にかぶさった。

「ンンッ!!」
今度は留美の左胸。おっぱいを。乳房を。
一度イッってる留美の。乳房を。
キスしながら。キスさせながら。胸を揉む。
「んんん……ンンッ!……ンンーー」
ずっとキスしててと頼まれた留美はユウジくんを見たり目をつむったり。
胸を揉まれて喘ぎ、甘い声を出しつつも、
深いキスを懸命に続けていた。

涙目になった留美がユウジくんに
「まだ……?」
と訊いた。
もったいない、とユウジくん。
「……なにが?」
と留美が質問する。

凄く、気持ちいいから、とユウジくんが答える。
チンコをしごくユウジくんの右手はスウェットの中で激しく動いている。
キスを交わし、胸を揉まれ。
留美は途絶える声で絞り出すように、
「ほ、ほら……。ね……、時間無いから……」
ユウジくんに射精をうながした。
ユウジくんは、すっとこうしていたい、と我が侭を言った。
イきたくない、と留美に言う。

胸を揉まれ、涙目で身体をビクンビクンとし始めた留美は
「ンッ……ま……また……勉強したら……アんッ!……できるから!……」
また限界のようにユウジくんを説得した。

少し。ユウジくんが無言でキスを続けていると
「ンンっ……ユウジくん……」
不意に、ユウジくんの名前を呼んだ留美。
ユウジくんは急にチンコをさらに激しくしごきはじめ、
留美お姉ちゃん、イくときキスしてて欲しい、とお願いした。
「え……わかった」
留美は承諾し。
ユウジくんにべったり顔を寄せてユウジくんの口の周りを舐めたあと深いキスをした。

ユウジくんが、あ、やばい!、イッていい? と訊いた。
「ン……え、あ……イきそうなの?」
胸を揉まれながら、留美が聞き返した。
イきそう、とユウジくんが切羽詰まる。
「イクの……?」
留美がさらに訊いて
イっていい? 訊きながら、ユウジくんは物凄い勢いでチンコをしごいた。
「いいよ……我慢しないで……」
留美が、
「イッていいよ…」
留美の言葉に、キスして!留美お姉ちゃん! とユウジくんは言い放ち、
「ン……」
留美がぐいっと顔を寄せてユウジくんに深いキスをした、
その瞬間、
ユウジくんが留美の胸を大きな手でぐっと揉み、キスしたままの留美が
「んっ!!ンンーーッ!! んぐ……っ! ンンン……」
と喘ぎ声を出すと同時にユウジくんの身体がビクンビクンと跳ねた。

留美の左胸はユウジくんの左の手の平で、がっしり掴まれ。
ユウジくんの荒い鼻息が聞こえ。
留美は涙目の目をつぶったままユウジくんにべったりキスを続けて
「んんんーー……んん……ン……んん……」
甘い声を出しつづけ。
ユウジくんの身体が何度も跳ね。跳ね終わるまでのあいだずっと。
ふたりは唇を離さなかった。

ユウジくんがキスをやめ、ソファに頭の後ろを預けて天井を見上げ、
……良かった。留美お姉ちゃん最高……、と言い。
留美はユウジくんの肩に顔を預けて、肩をふるわせ。
そのまま。
留美とユウジくんはぐったりしていた。



◆ ◆ ◆



ようやく身体を離したふたり。
「ダメダメ、見せないで!」
留美がユウジくんに釘を刺す。

「はい、手を拭くティッシュと……」
フラフラの身体で起き上がり、
「タオルもこの袋に入れて」
部屋に有る物をユウジくんに渡す留美。

「入れたら、そこにポイしちゃって」
まだハァハァとした息で、それでも指示を出す留美。

ユウジくんはスウェットに手を入れ、ゴソゴソと。
中のタオルで射精の終わったチンコをぬぐい。
そのタオルを留美からもらったビニール袋に入れて、袋を縛って立ち上がり。
留美の部屋のゴミ箱にソレを捨てた。



留美の特別授業が終わり。
「前も思ったんだけど……」
カメラに映る留美の表情が変わり、つぶやいた。
「……こんなにすごい匂いだったかな?……」
射精したユウジくんのザーメンの匂いが留美の部屋に広がったみたいで。
「ユウジくんの匂い……、残っちゃうかも。」
小声で留美が言った。

ユウジくんが、扉開ける?と聞いた。
「あ、換気扇が有るんだよー、この部屋」
留美が答え、ユウジくんが、俺やろうか?、と言った。
「ありがとう、わたしやる」
留美はふわふわした足取りでドア付近の壁にあるエアコンの操作盤に歩いて行った。
「防音室用のが付いているんだって」
留美がスイッチを入れても換気扇が動いているような音は聞こえてこない静かな物だった。

換気扇を操作して振り向いた留美が
「え?」
立っているユウジくんを見て驚いた。
何? とユウジくん。
「それ……」
留美がユウジくんの下半身を指刺す。

カメラに映ったユウジくんの下半身のスウェットは大きく盛り上がったままで。
次の言葉が出てこない留美にユウジくんが説明した。
普段のオナニーなら一回出しても勃起したままなのだけど、
今日はもう終わりだから、今は小さくなってきているのだと言う。

「……。」
ユウジくんを見たまま立ち尽くしてしまった留美。
ハっとして。
「ソレで……帰れるの?」
留美が心配する。

じゃ、もう一回ヌいていい? と言うユウジくんに
「だ……ダメ。今日はダメ」
と留美が返し。
近いから平気だよ、とユウジくんが笑って言った。
そのあと。
困って照れたような留美は少し上目になって、
「次、来るとき……、服以外にタオルもたくさん持ってきて」
とユウジくんに頼んだ。
たくさん? と小声でイタズラっぽくユウジくんが聞き直した。
「……今日は終わり!」
留美がお開きにした。



◆ ◆ ◆



帰るねとユウジくんが言いながら身だしなみを整えた。
「忘れ物ないよね」
留美も机の上を片付けたりして、あっという間にユウジくんの帰り支度はできた。
ユウジくんがテーブルを元の位置に戻すと、スマホの画面がズレたので、留美が置き直してくれた。

留美がユウジくんに
「勉強、お疲れ様」
と言うとユウジくんは、ありがとう、とお礼を言って留美を抱き寄せまたディープキス。
「んん……ンッ……」
留美の表情がトロンと、とろける。

今日、数え切れないほどのキスをされて。
スマホの僕のほうを見て。
恥ずかしさで目のやり場に困ったような顔をして。
少し唇を舐めたり、はにかんで。
「見れた?」
僕に訊いた。

うん、と僕はうなずいた。口が渇ききっていて声が出なかった。
「良かった?」
留美に訊かれて、深く考える余裕も無く。ただ、うんうんと頷いた。
「わたしも……良かった」
小さな声で留美が言った。

……留美自身がイケたのが良かったのか。
……ふたりの行為をみて僕が今自慰でイったのを良かったと言ってくれたのか。
僕の留美だから。
留美と僕が。留美も僕もイケたのを喜んでくれたんだ。
そう思った。

留美はユウジくんのほうを振り向いて
「ユウジくんも良かったって、ね。」
そう続けた。

も?

ユウジくんの顔は映っていない。
解んなくなって。
留美が、また。僕の顔を見てくれて。
留美の顔を見たら、でもなんだか安心して。
すこしホッしたら。
留美お姉ちゃん! とユウジくんが僕と留美を遮って、
今度、色々訊かせてよ、とサラッと言った。
「えっ、あ……うん」
留美は、それが僕と留美の話の事だと、たぶん思い出して了解した。

時間がギリなので走るから行く、とユウジくん。
「玄関まで送るね」
留美がユウジくんのほうを向いて言ったあと、
スマホの僕を見て。
「おつかれさま」
って言ってくれて。
ライブ通話は切れた。



◆ ◆ ◆



夜。
サーバに動画がアップされた。

今日の勉強の時と、
留美が胸を揉まれてイッて、ユウジくんのオナサポをした動画。
それと、
ユウジくんが留美のところに来た時の。玄関でのふたりの動画だった。

今日、僕が。
スマホに映っていた留美の天井を見て、待っていたあいだの行為。
あのとき、留美は自分のスマホをテーブルに置いて玄関へユウジくんを迎えに行ったから。
この動画は、ユウジくんが自分のスマホで撮っていたやつで。
留美の部屋の玄関に入ったところから、ユウジくんがセルフィーで、片手で自分たちふたりを撮っていた。



「今、開けるね」
留美の声が聞こえてドアが開いた瞬間。
「ユウジくん、いらっしゃ……ンッ!?」
ユウジくんが留美にキスして留美が声を上げた。

留美はユウジくんが腰に回した片腕で身体を抱きしめられ。
そのまま壁に押しつけられて。
「んっ……んむ……んっ……!」
留美は驚いた表情でユウジくんのキスを受け止めていた。

「待って待って、ンッ……んんッ」
吸いついてくるユウジくんから数歩離れようと身体を動かすが
ドン、と壁にまた押しつけられてまた動けない留美。

最初は拒絶せず、なだめようとしていたけど
「フぅん……ンッ……」
段々と留美の顔が赤くなって、おとなしくなっていった。

「録ってるの?……うンッ」
ユウジくんのベロキスの合間で、留美が撮影に気が付いて訊いた。
撮ってるよ、とだけユウジくんは答え、さらに留美を求めるようにキスを続けた。

荒々しいキスで。
困ったような留美の表情が真っ赤になって。
ふたりの唇はべちゃべちゃに唾液で濡れてきて。
ユウジくんが片手で取っている映像は安定していなくて、
乱暴そうに映る映像は新鮮で心臓がバクバクした。

「わかったから、わかったから、ね、あとで、勉強してか……ぁンむッ……!」
留美の言葉でもユウジくんはぐいぐい身体を押しつけてキスを続けていた。
「終わったらできるから……、ね」
なだめるような喋り方から。
留美の声は、甘い声に変わった。

留美の両腕がユウジくんをぎゅっと抱きしめた。
ユウジくんはそれに応えるように荒々しさが消えた。
ユウジくんが持っているカメラは上下に揺れはじめて、
ふたりは声を出さず、
溶かし合うような、ぴちゃぴちゃと音を立てて、互いの舌を舐め、深いキスをはじめた。



留美とユウジくんの顔がようやく離れて。
舌と舌の間によだれの糸が引いて垂れて。
息の荒くなったふたりが、互いの眼をじっと見つめ合った。

留美お姉ちゃん、シャワー浴びた? とユウジくんが訊いた。
「判るの?」
留美が少し驚いて聞き返した。

イイ匂いするから、
留美お姉ちゃんの事は、なんでも判るからとユウジくんが答えた。
「ふぇ…?」
ユウジくんの目を見たまま、次の言葉に困っている留美に。
準備して待っててくれたんだ?、とユウジくんがイタズラっぽく訊いた。

「……」
無言で。否定はしない留美。
留美を見てほほえんだユウジくんが、俺もシャワー浴びてきたから、と言った。
「べ…、勉強するんだよちゃんと……」
留美が弱々しく言い終わると同時に
「んんっ! ん……ンむ……んンっ……」
ユウジくんはまた留美を抱きしめてキスを始めた。
留美もユウジくんを抱きしめてキスを受け入れていた。



顔も身体も密着させた濃厚なキスで息が続かなくなったふたりは、そこでようやく行為を終わりにし、
腰まで密着して抱きしめたまま離してくれないユウジくんを留美は優しく押し返した。
「はぁ……はぁ……」
留美は荒い呼吸を抑えて、ユウジくんから身体を離し、服と髪の乱れを直した。
「また穿かないで来たの……? 今日は私、穿いてるからね」
火照った顔で話した留美の声の直後、ユウジくんの揺れていたセルフィーのカメラがユウジくんの股間を映した。

デカい。
やっぱりユウジくんのチンコはデカい……。
昼間に見たときも相当デカいと思ったけど。
でかいし長いし、たぶん太い。
ユウジくんの穿いているスウェットの股間は
カメラから向こう側が見えないデカさでビンビンにテントになっていて。
ダボッとした大きいサイズのユウジくんのスウェットが
中の勃起したチンコで突っ張って山のようなテントを張っていた。

スウェットのせい? 違う。
普通じゃない。デカい。
先っぽが、デカい? なんだコレ……?
これを。
ユウジくんはこの勃起した自分のチンコを。
玄関に入ってきてからずっと。
抱きしめてキスしている間ずっと。
動画の最初からユウジくんは、
留美の股間にチンコをこすりつけてキスしまくっていて。
留美はそれを受け入れ、抱きしめ返してのキス、だった。

留美はカメラのほうを見ないで玄関の鍵を閉め、
髪と服の乱れを直しながら、勉強部屋へ向かって行った。

動画は終わった。



◆ ◆ ◆



寝る前。
通販サイトに作った留美の欲しい物リストを確認した。

留美とユウジくんが話し合って欲しい物を登録し、僕が購入、決済することで留美の手元に届くように3人で決めた仕組みのリスト。
僕と留美、ユウジくんの3人だけがこのリストを見ることができて操作や購入ができる。

リストを見ると今日の勉強の時にユウジくんが提案してきた、撮影用の動画カメラ、三脚、ライト、ケーブルとかが何台か登録されていた。
カメラとかは高価な物が多いのかと思っていたけれど、そうでもなく。
見た感じでは似たようなカメラが何台も登録されていてこれで良いのかなと思ったのだけど。
僕には性能の善し悪しも判らないから、電脳や機材に強いユウジくんが決めたものならこれらで良いのだろうと思った。

カメラの他に、タオルケットやバスタオル、軟らかそうなタオルが登録されていた。
タオルも結構な量が登録されていて。
さっき来た留美からのメッセージに、
夕飯後にユウジくんとふたりで選んだと書いてあった。
触れてこすっても優しくて肌荒れしないもの、
洗えるものを選んでみましたと説明があった。

欲しい物リストの2ページ目をクリックしたら
動物のぬいぐるみが何匹も、猫以外の種類で登録されていて。

最後に潤滑ゼリーとかラブローションがたくさん登録されていた。




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